vandange[ヴァンダンジュ]ワイン葡萄の収穫。
9月16日、エールフランス便にて、羽田空港からパリシャルル・ド・ゴール空港へ。北極海、上空飛行ルート。機内モニターの氷上風景に心弾みますが、直行便とは言え約15時間の空旅は50代の私には少々こたえます。
胃の時差ボケ対策に、機内食は糖質オフミールを注文し飲み物はグラスシャンパンと白ワインミニボトル……糖質オフになっていない!?
フランス旅でしたいこと。
地元スーパーで買い物と朝7時開店のパン屋さんの焼きたてクロワッサンでプティ・デジュネ(朝食)!! テラスでパリの朝を感じながら優雅にと目論みましたが、ペッシュプラ(平べったい桃、日本では蟠桃)の甘い香りにブンブンと蜂がやって来るではありませんか……。パリでは生物多様性を守るために養蜂や公園内の農薬禁止を取り組んでいるのだそう。
さてさて。ひとりフランス旅の相棒をご紹介。
「LOGOS カラーメスキット」「LOGOS クラシコホーローマグ」「ポリゴンステン パーティープレート」
パリッな歯応えにミルキーバターが染み染みの本場のクロワッサン、メスキットをパンかご代わりにしてみました。フランスでポピュラーな大きなハム、ジャンボン・ド・パリを〝みんな大好き!〟ハムエッグに。豚もも肉がしっとりジューシー 、半熟目玉を絡ませるとお腹も心も満ちました。
ボルドーに向けパリ南部のモンパルナス駅へ。フランスブルーな高速鉄道、ウィゴー。ちなみに改札は運行時間を厳守するため発車5分前に閉鎖、よって5分を切った改札には携帯アプリの乗車チケットを駅員に掲げ「そこをなんとか~」と嘆願するパリジャンもちらほら。かつて私も2度ほど芝居じみてみましたが……玉砕。
旅するメスキットはお弁当箱にも。さらなる相棒の「真空「温・冷」ペットボトルシリンダー」(※写真の新色は2026年1月発売予定)には、「倍速凍結・氷点下パック コンパクト(2pcs)」を入れたので、ペリエ(南フランス産炭酸水)はず~っと冷え冷えのシュワシュワ~。
これから続くフランスごはんに備え〝詰めただけ〟のサラダでヘルシーに(チョコたっぷりのパン・オ・ショコラは見なかったことにしてください)。
車窓から顔を覗かせたのは……。電力消費を再生可能エネルギーで賄うための風力発電機。青い空に緑広がる大地で気持ちよさそうに羽を回していました。
2時間後に到着しました! ボルドー・サン・ジャン駅。ヌーヴェル・アキテーヌ地域圏、フランス南西部に位置するボルドー。18世紀の貿易外交で栄えた美しい古典派様式の街を彷彿とさせる駅舎。
さて、ボルドーでおすすめしたい18世紀からの薪釜で焼くとっておきのパン屋さんがあるのですが……そちらはぜひ自著『ボナペティ!おいしいフランス巡り』(産業編集センター刊)(※以下、ボナペティ本)をご一読くださいませ~(ちゃっかり宣伝)。
ボルドーからヴァンダンジュをするシャトーがあるサン・テミリオンへ。
サン・テミリオン、リュサックの緑溢れる静かな森にたたずむシャトー・サン・フェルディナン。
ワイン造りも人生も愛と情熱とユーモアを! ノエミ& エウェン・タヌー夫妻。お土産の「LOGOS CAP」がお似合いです。
今回このシャトーを訪れたのは、2年ごしの再会の約束とノエミの個性溢れるワインの味が忘れられなかったから。
翌日のヴァンダンジュイベントに備え参加者50人分!の昼食準備は一族団結で。カメラを向けると真剣な表情を見せてくれますが、実際には笑いの連続でした。
ヴァンダンジュ当日!トゥ―ルーズ、ナントなど遠方から早朝に車を走らせて来た参加者さんも。家族連れ、友人、私と同じおひとりさまなど幅広いメンツです。まずはコーヒーやシャトー特製葡萄ジュースとご近所パン屋さんの大きなクロワッサン、パン・オ・ショコラでプティ・デジュネ!
料理の舵取りは、青いエプロンのシルヴィータタ(タタはフランス語で叔母さんの愛称)。ここでしか食べれないシルヴィータタご自慢の絶品ガレット・ブルトンヌ(ブルターニュ地方のバターたっぷり焼き菓子)の登場に歓声が上がります。この恍惚とした焼き色よ!
わかりやすさとユーモアを兼ね備えたノエミのワイントークに、参加者さんも笑顔がこぼれて……。質問も多い! 物事を鵜呑みにしない論理的フランス思考が垣間見れました。
サン・テミリオンは大西洋からの湿気を含む風が吹き込むため有機農法はなかなか難しいようですが、シャトー・サン・フェルディナンでは有機葡萄を育て、畑回りには鳥や蜜蜂の巣箱、コウモリの巣箱まであります。コウモリは葡萄の樹に付く害虫を食べてくれるそう。
葡萄の収穫の手ほどきを受けたらいざヴァンダンジュスタート!
今年は猛暑のあおりを受け収穫数は下がったものの品質の高い葡萄が。紅葉始まる葉の狭間から丸々とした実のカベルネ・フランは弾けんばかり。摘まんで口にすると完熟の甘みに、皮の渋みも心地よいものでした。
樹の両側から一房ずつハサミを入れます。
その際に虫に食われた実や日差しで乾燥した実を切り落とします。
なるほど! 腰が痛くならないムッシューオリジナル体勢ですね。
私もLOGOSの「真空「温・冷」ペットボトルシリンダー」(※写真の新色は2026年1月発売予定)で水分補給しながら収穫を満喫しました。
各自バケツがいっぱいになったら、「ポーター〜」(お運びさん〜)と声を上げます。
登場したのは、タヌー家の長女、美人さんエノラ!
ポーターさん達はみんなの葡萄を回収しトラックへ運びます。
エウェン&タヌー家の次女、おしゃまな食いしん坊マノン(左)の出番です。
籠1杯の葡萄は25キロ前後! フランス産アカシア樽に移したら……。子供たちが一斉にステップを踏んで、かわいい葡萄ダンスの始まりです。
収穫後はお待ちかねのヴァンダンジュ食堂開店。通常のヴァンダンジュでも、葡萄畑でみんなで長テーブルを囲みボリュームある料理とワインで収穫作業の活力にします。
芳しい食欲をそそる匂いに誘われ厨房をのぞいたら「味見してみるかい?」。ノエミパパのフィリップのお誘い!
ご近所のお肉屋さんお手製骨付きローストポーク!!
こんがり香ばしい皮に、旨みたっぷり脂の肉はつまみ食い程度では止まりません~。
ヴァンダンジュ食堂では私の大好きなメルローのラズベリー&グレープフルーツを感じるナチュラル泡ワインでアペロが始まっていました。
おしゃべりをしながら視線はグラスへの二刀流!
「サンテ!!」(あなたの健康に乾杯!!)
フランス人は行列嫌いと聞きましたが、タタの前ではそんなことはありません。
これぞフランスの秘技! まな板要らずのナイフ使い。抱えているのはパンですが、バイオリンを奏でているようなエウェンの叔父さんのジルベール。
デザート。上段は無花果と林檎や赤桃のクランブル、下段は甘いライスプディング! リ・オ・レと呼ばれフランス家庭のおやつとして人気者。
私もさっそく並びました。
ローストポークのおいしさは確認済みですが、くたっとソテーされた、いんげんも抹茶のような風味で滋味旨く、フランスじゃがいものホクホクの旨さもたまりません。
そこにアカシア樽で熟成されたメルローロゼをごくり。う~~ん蜂蜜入りマーマレードのような芳醇な柑橘の香りにまろやかな口当たりでボン・マリアーージュ(料理とワインの素晴らしい組み合わせ)!!
楽しいおしゃべりとともにグラスのワインがどんどん減っていきます。この現象は参加者一同に起こっていたのでした
シャトー・サン・フェルディナンのラインナップ。多用な生態系を守る取り組みが評価され2023年に醸造家コンクールで年間最優秀生産者賞を受賞しました。
王冠ラベルはイギリス国王チャールズ3世が無農薬栽培で職人魂に溢れ社会的責任をはたしているワインとして国王自ら選ばれ試飲された際の記念ラベル。そしてシャトー・サン・フェルディナンのワインが日本で販売されることになりました!!
私のお気に入りはFマークの「キュべ・エフ」メルロー、天然酵母発酵。ブラックチェリーや無花果の香りがふわっと広がり、熟した果実の味わいにまろやかな口当たりとシルキーなタンニンが楽しめます。ラベルにはふくろう含めシャトーの森で生息するほかの鳥バージョンンも。
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(株)ヌーヴェル・セレクション
笑顔絶えないヴァンダンジュのひとときでした。メルシー!! ノエミ& エウェン&みなさま!! またお会いしましょう~
読者のみなさまは、いかがでしたか? 思わずワインに手が延びたロゴサーさんがいらっしゃいましたら「サンテ!」(=乾杯!)したいですね(笑)。
さて、 LOGOSアイテムといっしょに、旅はボルドーからバスクへ続きます。