せっかくの機会なんだから、楽しんで帰りたいと、道の駅に行ったり、滝を見に行ったり、薫製梅を作ったり。しかし、「地震、雷、火事、ひとり。」2日目の午後は、このうちのふたつを味わうこととなりました。それでも最後まで楽しみ切った「ひとりキャンプ」を、どうぞ!
ウィングヒルズは、冬も夏もスキーができて、マウンテンバイクや山菜採りなんかも楽しめます。しかし、それらの催しはこの時期の平日はお休みでした…!
雨がやんだ隙に、あるものを手にいれるためキャンプ場を出ることに。「急いでるぞ」というところをセルフタイマーでばっちり切り取ることに成功!
車で20分。目的地の道の駅「白鳥」に到着です。やはり山の上と下では天候がまるっきり違う。山の上は晴れたのに、下は前が見えないほどの豪雨です。
道の駅には懐かしい水鉄砲が売っていました。こういうのが道の駅の醍醐味ですよね〜。まぁ、外は水鉄砲よりも勢いがすごい雨ですけど(笑)。
これこれ! 探しものはこれでした。岐阜名物「朴葉味噌」セット。せっかく岐阜に来たんですから、やっぱりご当地のものは必須です。
道の駅の隣には「白山文化博物館」が。館内は撮影NGでしたが、3つのプロジェクターを使用した白山の迫力ある映像は必見です。
帰り道、「岩魚のつかみ取り」の看板を発見! こんな楽しそうなアトラクション行かないわけにはいきません! さっそく、向かってみることに!
うっす! ひとりです! 岩魚はもちろん、係りの人までいません! うすうす気づいてはいましたが、やっぱりひとりぼっちは淋しいなぁ。
気を取り直して、日本の滝100選、岐阜の名水50選の阿弥陀ヶ滝があったので、見に行ってみることに。滝を見るなんて久しぶりです!
滝への入り口です。もちろんまわりに人はおらず、ドキドキする雰囲気がたまりません。神秘的な空気を感じつつ、一歩ずつ足を踏み入れます。
雨と滝の音だけが聞こえる森の中。上から真珠が降ってくるように綺麗な景色。僕の写真力ではお伝えし切れないので、ぜひ行ってみてくださーい。
キツネの次は熊ですかい? さすがにこれにはビビりました。「ゆるキャン」によると熊は時速60キロで走るそうです。本当なら逃げきれない…。
到着! 落差約60mの滝の迫力はすごかったです! かなり近くまで行けるので、グレートオススメスポット認定です!
LOGOSのレインウェアの威力を見せつけられました。思わず落語のように、「お前さん!雨を弾いてるよ!」そう心のなかで驚きました。
オーマイガッ! キャンプ場に戻るとやられてました。カラスの仕業なのか、お米の袋がザンバラに破かれていました。まさか米をも狙ってくるとは…。
なぜにスモークウッドかと言いますと、編集長から「はじめての薫製に挑戦せよ!」との指令を授かりまして。数種類のウッドを用意。
その指令をクリアするべく材料を持参。この秘密兵器さえあれば、編集長からの指令なんてお手の物です。へっへっへっ!
小林さんオススメの「明宝ハム」も道の駅で購入し、一緒に薫製にしていきます。ちなみにウッドの「メイプル」があるのはロゴスだけ!
じゃーん! さっきの秘密兵器は梅干しでした。実は私、梅干しマスターでして。すごく簡単に薫製ができるのでレッツトライです。
燻製梅干しを作っている「TE kara TE」さんに電話で作り方のポイントをお聞きすると、表面の湿気を取ることで香りがつきやすくなるとのこと。
待つこと1時間。その間、ふと頭をよぎる「孤独とは満足」。でも、この時、少しだけわかったような気がしています。詳しくはのちほど。
薫製を少し寝かせている間に温泉へ。ウィングヒルズには温泉もあるんですね〜。もう、それだけでうれしい! スキップで向かいました〜!
最高です。この瞬間のために生きているのではないかと思うほど。少し熱めのお湯が心も体も癒してくれました。僕はいま、生きています。
温泉から上がり、売店をのぞいて「うそだろ」とつぶやきました。道の駅で買った「朴葉味噌」がこんな近くにあったじゃないか…。
さて、薫製です。いい感じで燻せましたよ〜。メイプルはまろやかでやさしく、少し甘みを感じるような味わいです。
梅干しのほうは少し燻しすぎましたが、それでも味はバッチグー。自分で作ると芳醇な薫製の香りがたのしめます。これはハマります!
薫製を堪能し、次のウッドで試していたその時、急にあたりは暗くなり、強烈な雷が鳴り始め、全力疾走で避難。本気の雷ってまじで怖いっす。
テントに戻れたのが21時ごろ。暖をとりたくて火をつけると、ものすごい安心感とともに空腹感もおそってきたのでした。
とにかく肉を! 肉が欲しい! 念願の朴葉味噌焼きをEnjoyです。もう匂いだけで元気が出ます! もちろん匂いを嗅ぎつけたキツネも出ます!
ごはんも上手に炊けました! 超順調! いままでのハラハラする出来事はなんだったんだと思うほど。腹を満たすことの幸せは何事にも変え難いっす。
そして、「朴葉味噌のすき焼き丼」と勝手に命名した料理を作って、ここぞといわんばかりに頬張りました。何度も言いますが、僕はいま、生きてます!
1日の最後に、前日から気になっているアイテムを手にとってみる。「デコレーションライト」…。はい。つべこべ言わず、仕込んでみることにしました。
編集長。今回のアイテムのなかで一番いらなかったっす。見る人は僕しかいないし。僕はテントの下ですし。恥ずかしい気持ちにもなれない悔しさ。
さぁ、翌日です! 嫌味のように晴天でございます。元気よく「いまさらかよ!」と心の中で叫びます。キャンプ場、こんなにキレイで広かったんですね。
きちんと片付けてアイテムを車に積み込み。キツネがバイバイしに来ないかと、少し期待をしましたが、現れず。最後まで「ひとり」でしたとさ。