home > 月刊LOGOS > vol.80 秋雨キャンプ、いとをかし。
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秋が来ると思い出す……なーんて読者は、そうとうな月刊LOGOSマニア。6回目の秋キャンプは、はじめての@関西編です。赤や黄色の木々に囲まれて絶好の秋キャンプ日和!……と思いきや、当日はまぁ見事な雨。一時は中止も考えましたが、雨ニモマケズ、風ニモマケズ。むしろ「いとをかし」な風情があったのでした。さりげなく、2018年の新製品も登場しちゃう今年の秋キャンプリポートを、どうぞ!
撮影&MOVIE/関 暁  取材・文/竹内順平

「やばい、雨だ!」。その時、編集部は心のなかで叫んだのでした。ネガティブなときもポジティブなときにも使える「やばい」という言葉。さてさて、雨のなかの秋キャンプで飛びだした「やばい」はどっちの意味だったのでしょう? ヒントは家族の肖像にあふれてしまう笑顔です。

今回の主役、浜西ファミリーが到着しました。父の千尋さんはLOGOSの商品開発に携わっています。2日間よろしくお願いします!

お昼の12時。さっそくご飯と行きたいところですが、雨が強いので、まずは木を集めて家を作っちゃおうということに。

雨で少し退屈そうだった末っ子の楽信(ライト)くんも張り切りモード。誰が一番大きい木を見つけられるか勝負だぜ!

長男の愛諒(アキト)くんも負けじと木を組みます。家の設計は任せたからな! 国立競技場に負けないぐらいでお願いします!

こちらは小枝と紅葉を使ってなにを作っているのでしょうか? 白いのは木工ボンドですね。出来上がりが楽しみ〜!

ヤバいね! デカイね! どこで見つけてきたのよ? 大物を仕留めて来た楽信くんの背中はどこか大きく誇らしげ。

完成〜! さっきのは表札だったんだね。素敵! 実際に入ってみると中は意外と広いんです。ただ、あたたかくはない(笑)。

雨がやんだのでお昼に。新製品の「LOGOS the ピラミッド TAKIBI XL」でカレーを。ただ、単なるカレーじゃないっす!

カレーのいい香りは空腹の人たちを狂わせるのか? 用意したお餅のなかになぜかひとつだけアンパンが見える……。いとをかし。

本日のランチはカレーフォンデュ! 長女の咲恕(サリ)ちゃんはお餅をカレーにディップしてパクっ。そのおいしさに「ヤバい〜!」。

愛諒くんはエビをディップ! このカレーフォンデュの味に取材者の心は叫びました。(すみませーん! 生ビールひとつ!)。

でたっ! 妖怪「りんごの目をしたやつ」。妖怪が目の前にいるはずなのに、すごく平和な気分だ! その林檎どうするの?

新製品の「合体できるスキレットM」で温めた飴に林檎をからませて手作り林檎飴。子供たちはできるだけ多く飴をつけたくて夢中に。

お腹もいっぱいに。今回のキャンプ場は滋賀県の琵琶湖のそばにある「マキノ高原キャンプ場」。メタセコイア並木は圧巻の景色でした。

おぉ! やわらかい! 咲恕ちゃんはプロバスケの試合で踊ることもある本格的なチアダンサーなんです。好きな歌手は「TWICE」。

咲恕ちゃんの好きな「TWICE」の踊りを母に教えるの図。取材者も覚えようとしましたが、無理無理。むずかしすぎます!

どんなことも子供たちだけでやらせてみるのが浜西家流。子供たちだけで新製品の「エアマジックドームM」を立ててみることに。

付属の専用ポンプをピストンして空気送り込むとテントがみるみるできあがっていきます。完成まで5分。本当に子供だけでできちゃった!

それにしても紅葉がキレイな時期に来れてよかったです。落ち葉と「グランベーシック BIGオクタゴン-AG」の色が相性抜群。

ちなみに、当日は台風予報ってこともあり貸切状態。敷地内に温泉施設もあるので、ゆっくりと楽しみました!

夜です。温泉に入って、すこし休憩をした浜西家。キッズたちを呼びにいくと、お互いに「怖い!」と叫びながらEnjoyオバケごっこ!

ふたりの手元にご注目。雨にも負けずEnjoyしてくれているご褒美に大好物のアイスをプレゼント。

ちなみに男子ふたりの大好物は、なんと野菜! おっ、ニンニクのいい香りがしてきました。これはいったいなんでしょう?

バーニャカウダ! まさかキャンプで食べられるものだと思ってもいませんでした。BBQの料理ってなんでもできるんだなぁ。

じゃじゃーん! ローストビーフを作りました! め、めちゃんこおいしい! 一瞬、日本にいることを忘れてしまうほど本格的。

おもわず楽信くんも香りをクンクン。「食べちゃダメだぞ!」と本気で全員からツッコミが入る始末。

それでは「いただきます!」(実は楽信くんだけはすでに胡瓜を丸々1本分つまみ食いしていました。もちろんみんな気づいてます)。

今回「大きいお肉」探しに大苦戦。辿り着いたのが京都の精肉屋「岡田商会」でした。見つけたのは編集部ではなく、グーグル先生です!

こちらはシチューと秘密の肉料理を仕込み中。新製品のスキレットはふたつを合体できるからシチュー作りにも使えます。

そして、秘密の肉料理がブラジル料理のシュラスコ! 包丁で削ぎ落としていく姿は、アウトドア感をより演出してくれます。 

こちらは「パプリカのインスタ映え」。作・ネーミングは広報・寺園。ポイントはすべて余り物であるということらしい(笑)。

その頃いっぽう、咲恕ちゃんが生地をこねはじめました。パイ生地を作っているんですね。

仕込んでいたシチューの上にかぶせて「LOGOS the KAMADO」にIN! 180度で15分ほど焼き上げていきます。

シチューを入ているのは「合体できる深型スキレットM」。取手の取り外しができるのでKAMADO料理との相性も抜群というわけ。

できました! シチューのパイ包み。ほくほく君とサクサクちゃんが出会う瞬間にキュン! 寒い夜のシチューは身体にしみます。

雨なのに家族の楽しい時間はこのあとも続き、歳の若い順に眠りへと誘われていきました。雨だけど「秋」満喫の1日目。おやすみなさい。

水滴がイルミネーションのように光って見えたり、テントに当たるランダムな音色が心地よく感じたり、雨のおかげで心が安らぎます。

翌朝。昆虫が大好きな楽信くんは起きぬけにバッタを見つけて大興奮。そして、見つけるのが早い! M-1(虫探し1)があったら優勝?

朝食は発酵させておいた生地にソーセジやチーズ、チョコなどを練り練り。いざ、朝のパン祭り!

お父さんの膝の上で脱力する咲恕ちゃん。このKAMADOをお父さんが考えたということを知って驚いていました。

香ばしい匂いと綺麗な焼き目。チーズとチョコの絶妙な溶け具合。これは完璧。ザラメをかけてメロンパンも作れちゃうらしいっす。

自分で作ったパンはやっぱり自分で食べたいもの。迷いなく自分のパンを手に取りパクり。サクッという音が響きます。

さすがの食いっぷり! サッカー少年の愛諒くんは、いまが食べ盛り。食べよう。とにかく食べよう。なにも考えずに頬ばろう!

ちなみに子供たちの名前はご両親が1文字ずつ考えて組み合わせたのだそう。あと、お父さんは玉置浩二に似てるとよく言われるのだそう。

ホットサンドも完成。たっぷりチーズとハムをはさんで激うまプンプン丸でした。これ、家でも作りたい!

雨はどんどん強くなるばかり。少し風もでてきました。咲恕ちゃんはタープに溜まる雨がおもしろいようで、ずっとツンツンしています。

それを見てか、いたずら好きの楽信がやってくれました! 必殺「タープを叩いてスプラッシュ攻撃(&自爆)!」(笑)。

レインウェアとポンチョを着て家族で散歩。「あいにくの雨」なんて言葉は浜西家にはない様子。

さすがに雨が強くなってきました。しかし、子供たちは川でタニシ探し合戦を開始。長靴に水が入ってもおかまいなし!

最後に「帰りたくない」と子供たちがつぶやくほどEnjoyした最高の「秋雨キャンプ」はこれにて終了。楽しすぎてやばかった〜!

取材後記
「ひとつ屋根の下で。」
「ひとつ屋根の下で。」 「やばい」から始まった今回の秋雨キャンプ。実は、僕がはじめてキャンプに行ったのは昨年の月刊LOGOS「WILD7 SWEETS5」の企画で、夜寝るときもソワソワしていた記憶がまだ真新しいです。そのあとも何度かのテント泊を体験して(あれ? キャンプってシャワーを浴びれないんだ?)とか(え? 春なのに夜ってこんなに寒いの?)などと声にならない驚きを重ねてきました。しかし、今回は格別でした。あ、申し遅れました。私、竹内順平28歳、アウトドア初心者でございます。
 どのぐらい格別かと言いますと、LOGOSとは別の仕事で「気仙沼漁師カレンダー」という、ある種のアウトドア体験もさせていただいているのですが、その撮影は午前1時から正午まで真冬の船に乗るような過酷なものです。とにかく寒いですし、漁師さんの作業は短調でもあるので、巻き網の機械音のリズムが催眠術のように襲いかかってきたりもします。正直、キツイです。でもです! 今回の秋雨キャンプは竹内順平史上2位に輝くほどに過酷でした。だって、どしゃぶりですよ! 台風も近づいていたんですよ! 初日に「帰りましょうよ!」って言ったんです(心の中で)。
アウトドア初心者の取材者は叫んだ。「雨なんて、大嫌いだ!」(心の中で)
 僕はその日の雨を恨みました。そもそも、なんで雨が嫌かと言えば、濡れるし、汚れるし、寒いし……。いいことなんてひとつもない。グラビアで登場する「やばい、雨だ!」のやばいは、僕の中では本当にネガティブな意味でしかありません。
 過去の記憶を思い返しても、雨が降ってうれしい気持ちになれたことはほとんどなし。なにせ、高校時代に部活が雨天中止となってガッツポーズをしていたタイプですから。そんな「雨」にいい印象がなかった僕が、今回の秋キャンプで少しだけ見方が変わりました。それは雨さえもEnjoyしていた浜西家のおかげです。

 そもそも、キャンプってなにが楽しみなんだろうと考えました。家を飛び出して外で遊ぶという楽しみ。それは非日常的な体験がそこにあるからだと勝手に思っていました。ところが、浜西家を見ているとキャンプって「非日常」とは言い切れない気がしたのです。家族と暮らす場所を一時的に変えてみる。旅行というよりも、短期的なお引っ越しというか、家族みんなで新しい場所でちょっとだけ生活してみる。それは特別なことを求めているわけではなく、「家族といる時間を濃くするもの」のように感じました。そう思えた時、ふと雨が最高の演出に感じられてきたのです。やんちゃな子供たちも雨に濡れないようにタープの下にいようとする。360°が玄関口のようなタープですが、あけっぱなしの扉から誰も出ていこうとしません。つまり、家族全員が一緒にいる時間が圧倒的に多いのです。ひとつ屋根の下で暮らす浜西家を見ていると、(きっと自宅のリビングでもこんな感じだろうな)と思えるほど、すごくリラックスをしていて、コミュニケーションが豊かでした。
 そして、「雨だからこそどうやって楽しもうか?」という家族の団結力とその姿勢が本当に素敵でした。子供たちが雨という環境の中で自分がやりたいことを探したり、自分の意思で雨をも楽しむ無邪気さとかっこよさ。子供ってたくましいなと心から感動しました。
LOGOS製品開発者の浜西は考える。
「本当に喜ばれる道具ってなんだろう?」
LOGOS製品開発者の浜西は考える。<BR>
「本当に喜ばれる道具ってなんだろう?」 そのかっこよさの秘訣は、ご両親の子供に対する接し方にもあると思います。「包丁以外のことはたいてい子供たちに自分でやらせてみます。失敗してはじめて学ぶことはいっぱいあると思いますから」と言っていたお父さん。なにより、その失敗のあとのフォローが粋でした。楽信くんがぶんぶんとトンカチを振りまわしながらペグを打ち込んでいるとき、ペグは打ち込めないし、周囲の人にケガをさせてしまう心配があったので、お父さんは「やめろ!」と注意しました。そのあとです。「なんでやっちゃダメなのかわかるか?」と理由を自分で考えさせるんです。父である浜西千尋さんは、LOGOSの製品開発担当者のひとり。この光景を見ていて、浜西さんが製品企画と向きあう想いとリンクしているんだなぁと気がつきました。
 浜西さんはLOGOSの製品を企画するときに、他社の製品を研究しすぎないように意識しているそうです。「そもそもキャンプってなんだろう?」とか、「本当に喜ばれる道具ってなんだろう?」とか、常に企画する製品と本質的な問いかけで向き合い、サンプルが出来上がればその製品を持ってキャンプに行ってテストする。たくさんの失敗があったそうですし、うまくいかないことは多々ある。なんで失敗したのか。なんで喜んでもらえないのか。理由がわかるまでとことん考え、製品をブラッシュアップさせていく姿勢は、子供への叱りかたと共通していました。
 そんな浜西さんが製品企画で一番大事にしていることが「ファミリー」。家族で喜べるもの。なるべく子供でも使用できるものを目指しています。そんな浜西さんにとって家族とのキャンプは製品企画においても、とても大切な時間になっているようです。
雨の中、屋外で生活をしていると「自然」を身近に感じます。まるで木々が雨を喜んでいるかのように、艶やかで、色が濃くなる。川ははしゃぐように流れが速くなり、土は食事をしたかのようにふっくらとした絨毯のように膨らむ。森全体が生き生きとしているように思えるほど表情が変わっていきました。その空間の中で生活することは贅沢だと捉えることもできる、そう思えるほどでした。
 どんな環境でも受け入れてEnjoyする浜西家の姿勢を知らなければ、僕は今回のキャンプが辛いほうの「やばい」で終わっていたことでしょう。本当に参加できてよかったと心から思っています。ただ、次回のキャンプはどうか晴れますように! だって、過去数度の撮影のうち、青空を見たのなんて最初の1回ぐらいしかないんですから。もしかして、僕が雨男なのか? いや、そんなことはないはずです。そうじゃないことを証明するためにも、次回は絶対に快晴がいいんです! まぁ、雨だったら雨で、楽しむ術を浜西家から教わっているので、笑っていられる予感満載な自分の変化がちょっと怖いです。


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