DAY2 15:00〜18:00
月刊LOGOS編集長・竹内順平と写真家・衛藤キヨコの【いぬチーム】は、「姫路」から車を走らせ岡山県の「児島」へと向かっていました。
その途中で立ち寄った「吉備インター」。
そこではじめて、お腰につけた「きびだんご」の「きび」は「吉備」という地名だったのか! そう思ったのですが、それは大きな誤解で、桃太郎に出てくる「きび」は原材料の「稷(きび)」。「吉備団子」っていうのもそれはまた別にあるそうです。ややこしや!
「姫路」を出発するとき、「児島」という地名を聞いて思い出した「ある人」に連絡をしていました。お仕事で知り合ったD_MALLという洋服屋の「徳持さん」という人なのですが、ずっとコロナで会うことができていなくて、児島に勤務されているのを知っていたので、急なことだしダメ元で電話してみると、僕の勘違いがあったことを知りました。
徳持さんは確かに児島に勤務されていたのですが、お住まいは児島ではなく岡山市のほうで、連絡した日はまさかの休日。残念ながらBADタイミングだったので諦めようとしたのですが、
「順平くんが来るなら、今から児島行くよ〜」
そう言って、車で1時間かけてわざわざ児島まで来てくれました!
いや、もう、めちゃめちゃうれしかったです! 初の児島で、こうして会ってくれる人がいて、しかもわざわざ来てくれて。そもそもサイコロで「児島」がでていなければ、こんなことにもならなかったわけで、そもそもサイコロ旅がなければ児島に行く機会もなかなかなかったわけで。
とんでもない「奇跡」と「縁」を感じた瞬間でした。
そして、徳持さんとこのままご飯を食べに行こう! と当然のようになったわけですが、正直、明日の15時にはLOGOS PARKに着かなくてはならないので、次のサイコロの目が大きく影響してきます。万が一「1」だった場合、ごはんを食べている場合ではないという見立てをしていました。
その説明をした上で、プレッシャーを大きく与えた上で(笑)、徳持さんにサイコロを託しました。
とんでもねぇ!
「6」です!
とんでもねぇです!
今日は岐阜羽島につづいて、2回も神様に会う日でした!
御利益をいただくようにがっちりと握手を交わし、僕たち【いぬチーム】は児島に宿泊することになりました。
ごはんに行く前に、徳持さんが勤める「D_MALL 児島店」でお買い物を。旅の相方・キヨコさんはズボンやら靴やらフルセットを揃えるかのように爆買いしてました。「買い物」も旅の醍醐味ですよね〜!
さぁさぁ、ごはんに行きましょう!
(つづく)
DAY2 15:00〜18:00
駅前の「森珈琲店」さんで大満足な時間をすごしたゾノ先輩ときゃなこの【きじチーム】は、次のサイコロを振ろうとしました。が、
「ちょっと待って! サイコロ、ロッカーに預けちゃった!」
……はたして彼女たちは、この企画の趣旨をわかっているのだろうか? 何を忘れようとも、絶対に忘れてはならないのが「サイコロ」である。サイコロがなければ、ただの「旅」になってしまう。
そこでふたりは考えました。
今、サイコロをロッカーから出して、次の電車までの時間があいてしまった時、また700円のロッカーに預けるのはもったいない。ということで、100円ショップに行って、サイコロを買い足しました。600円の節約です。そのあたりは本当にしっかりしていて感心します。(そもそもロッカーに入れなければ100円も無駄にしなかったんですけどね……!)
出た目は「5」。
次の目的地は高知の1つ手前の「御免」駅。いちど高知駅までバスで行って引き返す行き方が一番早く到着できるということで、バス出発の時間まで引き続き「徳島」で遊ぶことに。
「阿波おどり会館」で阿波踊り体験ができることを知り、行こうとしたのですが残念ながら今日は定休日でした。
なので、せめてもみなさんに阿波踊りの雰囲気をお伝えしたく、こちらをご堪能いただきたいです。
「阿波踊りの像」
撮影:ゾノ先輩
なんと躍動感あふれるアーティスティックな写真でしょうか。今回の旅ではじめて触ったという会社の一眼レフ。写真の上達スピードは計り知れず、ゾノ先輩のポテンシャルが光ります。どうやって撮影したのか確認しましたが、
「なんか勝手にフラッシュが光った」
と、カメラのおかげであることを理由にする謙虚なゾノ先輩。流石でございます。
そうしてふたりは「阿波おどり会館」の目の前にある「徳島眉山天神社」へ参拝しに行きました。
おみくじを引くと……
ふたりとも「大吉」!!
なんと強運なチームでしょうか。いえ、ここまでイカサマ続きだったふたりに「大吉」が出るだなんて、この世の不条理を感じずにはいられない編集長なのでした。
こうしてふたりは、浮かれながら「高知行き」のバスへと乗り込み、いよいよLOGOS PARKのある高知県内へ入るのでした!
(つづく)
DAY2 15:00〜18:00
「別府」でフェリーに乗り換えて四国に上陸する予定が、とんだ勘違いをしてしまい、「臼杵」に辿り着く【さるチーム】の写真家・関暁(せきさとる)。
あらためて言いますが、関さんは【チーム】と言いつつ、ひとり旅です。この時間帯も電車に乗り続け、人に出会うこともなく、ひたすらにひとりの時間をすごします。
言葉にするほど派手ではないし、大それた物語ではなかったかもしれない。けれど、たしかにそこに「関暁の旅」を感じる写真たちがありました。
関さんは無事に臼杵のフェリー乗り場まで歩き、船に乗り込む前に腹ごしらえをします。
大分で仕入れた「豊後牛メシの素」と、博多の「鶏皮串」の創作駅弁!
「ひとり旅のなにが辛かったって、荷物の量と、食材の量。だって、一人前で売ってくれてるものないんだぜ(泣)」
絶対に食材を無駄にしない関暁は、お腹がパンパンな状態でフェリーへと乗り込み、四国の「八幡浜港」へ運ばれていくのでした。
(つづく)