はじめての田植えwith馬

実は、智頭町1日目の開催だったご当地BBQの前に「明日の家」に隣接する「あしたとて」で、陶芸体験をしていました。今回は、鳥取民藝を代表する牛ノ戸焼の小林孝男氏に教わりながら、おむすびにぴったりな器づくりに挑戦します!

ベレー帽姿で登場した小林さん。粘土を触った瞬間、表情が変わります。その姿は、私と本誌プロデューサーSさんの目には「先生」のように映りました。なので、ここからは「小林先生」と呼ばさせていただきます。

小林先生が触れる粘土は、思いのままに形を変えていきます。いざ、私たちも小林先生にならって挑戦です。

電動ろくろの中心に土をおいて、親指をぐぐっと押し込みながら、少しずつ外へ広げていきます。おむすびがのったお皿を想像しながら、広げていきます。

塩谷完成! 想像よりも小さめになってしまいましたが、おむすび2個は乗りそう。もちろん小林先生のようにはいきませんでしたが、大満足な仕上がりに!

本誌プロデューサーのSさんも電動ろくろに挑戦! 苦戦しながらも、小林先生の指示のもと上手に仕上げていました。

お皿たちは2か月間の時を経て、東京の事務所に届きました。思い出がたっぷり詰まったお皿に対面した時は、それはもう感動もんでした。でき上がったお皿は、次号の「新米とおむすび②〜レシピ編〜」でご覧ください!

さぁ、田植え体験編のスタートです。一般のお客さんに混ざって、編集部も田植えに参加します。体験者の半数くらいは子供たち。みんな緊張してお母さんの足に引っ付いたり、手から離れなかったり。

この日のスペシャルゲストの「森のうまごや」さん。ふだんは馬といっしょにお米づくりをしていて、馬耕という、馬の力で田んぼを耕す農法をしているのだとか。北海道生まれの馬・耕太郎くんの体重は、およそ350kg。その迫力に子供はみんな表情がカチコチに。ですが、気になって触っている子たちのはしゃぎっぷりは最高でした。

足袋に履き替え、まずは「代掻き(しろかき)」という、水を張った田んぼの土をかき混ぜ、表面を平らにならす作業をしていきます。足が土に深く埋もれ、ただ歩くだけだけど、「これは痩せる。絶対痩せる!」と思わずにはいられませんでした。

そして、耕太郎くんの出番です! 耕太郎くんの腰に「馬鍬(まぐわ)」という道具を取り付け、代掻きをしていきます。先ほど、私たちが歩きながら代掻きをしましたが、耕太郎くんのパワーは段違い。トラクターがなかった時代には、牛や馬の力を借りて田んぼを耕す「牛馬耕」が一般的だったそう。

塩谷も馬耕に挑戦です。馬鍬をさえるだけなのに、耕太郎くんについていくのが精一杯で腰が引けていますね…。ですが心の中は「痩せる、痩せるぞ〜!」と燃えていました。

馬耕をしていると、土の中にいたカエルが、身の危険を感じで田んぼの畔に逃げてきます。それを見つけた子供たちは大喜び! カエルを追いかけて、田んぼのまわりで大騒ぎです。そんな子供たちに紛れて、本誌プロデューサーのSさんもしっかりカエルを捕まえていました。

そんな本誌プロデューサーSさんがかぶっているキャップは「LOGOS スタンダード CAP-BD」。

こちらがチーム「明日のお米」。お揃いの智頭Tシャツで気合いバッチリです。

お米の苗。根っこが絡んでいるので、根っこをほぐして取り分けていきます。だいたい3束くらいに分けて植えていきます。

「明日のお米」メンバーの伊勢 紀さんが子供たちの先生になって、植え方を伝授しています。田んぼは、土がふかふかで大人の膝あたりまで沈んじゃう場所があり、小さな子供たちは田んぼの畔に植えていきます。

子供たちに負けじと、大人たちもせっせと植えていきます。と言っても、すぐに腰が痛くなるので、休憩しながら頑張っていきます。

オスカーさん。「明日の家」周辺のおばあちゃんたちの人気者。日本語も達者で私たちにも田植えの仕方を教えてくれました。

オスカーさんの指示通り、苗の根っこをしっかりと土に植えます。ふかふかなので、たまに埋まらないことも。うまい具合にグッと土に押し込みます。

さあ、この手に持っている苗で、田植え体験は終了です。「強く、おいしく育ってください!」と、念を強めに込めてきました。

編集部は田植え体験を終えたら、あとは「明日のお米」が東京に届くのを待つだけ。でも、このあと「明日のお米」チームは、雑草取りや水の管理など、1日も休むことなくお米を育てていきます。

お米を育てることに1日も休みがないことは知っていました。でも、実際にお話を聞いてみると、お米一粒一粒に、もっともっと感謝しなくてはと感じました。

朋子さんは「やっぱり、お米作りの大変さを知ってから食べるお米はおいしいし、なにより大切に食べようと思います」と話していました。

日陰で休憩していると、なにやら草をおいしそうにかじっている少年が歩いてきました。あとから調べてみると、この草は「酸葉(すいば)」といって、葉や茎に強い酸味があり、その名のとおり酸っぱくておいしい草なんだそうです。

田植えのあとは、みんなでお昼ごはん。羽釜で炊かれているお米はもちろん「明日のお米」。ツヤッツヤです。

鹿肉カレーにひよこ豆のベジカレー。たけのこガーリック葉山椒炒めに自家製梅干し。いただきます!

子供たちは丸太に登ってカレーをよそっていました。

ツヤッツヤの「明日のお米」に、鳥取の食材がたっぷり詰まったカレー。食べ終わりが近づくにつれて「鳥取旅も終わってしまうんだ」と、なんだか寂しくなってきました。

たった1泊2日の旅でしたが、BBQに陶芸、田植えと、たくさんの体験をさせていただき、本当にありがとうございました!

みなさんが大切に育ててくれた「明日のお米」は、次号「新米とおむすび②〜レシピ編〜」で、紹介します。田植えからはじまった今回の鳥取旅。そのお米がどんなおむすびになるのか、読者のみなさまも、お腹を空かせてお待ちください!

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ご当地BBQ@鳥取

東京から飛行機で1時間弱。鳥取砂丘コナン空港におりたったのは、とある計画があったから。「自分たちが植えたお米でおむすびを作って、自分たちが作ったお皿で食べてみたい」という食いしん坊な企画です。そんな願い(田植え&陶芸体験)を叶えてくれる、夢のような場所が鳥取県智頭町にあったのです。まずは、「明日のお米」というブランド米を育てているメンバーとご当地BBQを開催! サザエ、真鯛、鹿肉と、鳥取の食材をEnjoyです。

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