ふらっと直島、チリンチリン♪

VOL.130

ふらっと直島、チリンチリン♪

今月の月刊LOGOSは観光案内所の気持ちで「Enjoy Outing!」をご紹介させていただきます! 今回あなたにオススメしたいのは、香川県の「直島」。山あり谷あり海もあり、いたるところにアートあり。そんな直島を親子が自転車で旅しました! ちなみに、partごとにちゃっかりお洋服もチェンジしています。そこにもぜひぜひご注目ください!それでは、Enjoy サイクリング!

撮影/関暁
編集・文/竹内順平(BambooCut)
アートディレクション/ナカムラグラフ
ウェブデザイン/Rhino inc.

01

かぼちゃのチャチャチャ!

香川県高松市の「高松港フェリー乗り場」からこの旅ははじまります。
今回の旅をしてくれたのは「LOGOS SHOP アウトレット高松店」のスタッフさんと、娘のハナちゃんです!お母さんは10年ぶり2回目の直島で、ハナちゃんははじめての直島です!さぁ、どんな旅になるのかな⁉︎

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3番乗り場から出港する高速旅客船「RED BIRD」に乗船。出発時刻になるとそーっと船は動きだします。「乗り物」って旅の始まり感ありますよね! 新幹線や飛行機の速さも気持ちを興奮させてくれますが、逆に船のゆっくりまったり具合も魅力的です。

直島まで約30分。

窓からは、波の無い瀬戸内海のキラキラとした海面。おいしそうな雲。おとなしそうな島や小さく見える瀬戸大橋。釣れている気配のない釣り人など、様々な景色が目に飛び込んできます。そして、「直島だ!」という気持ちをぐっと感じさせてくれるのが、草間彌生さんのアート作品『赤かぼちゃ』です。

直島のシンボルとなっている「赤かぼちゃ」が、「いらっしゃい!」と言わんばかりに私たちを出迎えてくれます。

船を降りた宮浦港にある「赤かぼちゃ」は、触ったり、中に入ったりすることができ、子供達に大人気! こんなにも人の心を掴む草間彌生さん、やっぱりすごいアーティストです。

「赤かぼちゃ」を楽しんだら、近くにあるレンタサイクルのお店で自転車を借りて、島めぐりのスタート!

ここで、2つオススメしたいことがございます。

1つ目は、ぜひ「電動自転車」を選んでください!ということです。お店で自転車を選ぶ時「やっぱりオシャレなのがいいな」とか「値段が安いのがいいな」と思うかもしれません。いえいえ、そこはぐっとこらえて電動自転車を選んだほうが吉でしょう! 電動自転車を選ばなかった私たちだから言えます……信じてください!(笑)

2つ目は、直島は時計回りに回ったほうがいい!ということです。直島は予想以上に坂道が多いです。上り坂を避けることは100%無理でしょう。すこしでも楽な角度の上り坂で走るためには「時計回り」をオススメします! 急な上り坂が多い「反時計回り」ルートを選んだ私たちだから言えます……信じてください!(笑)

さぁ、どんどん直島をめぐっちゃおう!

んー!とにかく気持ちいーーーい!

坂のてっぺんあたりにトトロの『ネコバスの停留所』を発見!

あれ⁉︎ ネコバス⁉︎
本当のところはわかりませんが、とりあえず頼んでも乗せてはくれませんでした。

「地中海美術館」や「李禹煥美術館」「ベネッセハウス ミュージアム」のある南側をゆっくりと走ること45分。「つつじ荘」に到着。

「つつじ荘」は瀬戸内海国立公園の湾岸線にある宿泊施設です。カフェが併設されていてお茶や食事も楽しめるほか、オープンスペースのベンチに座って気持ちの良い浜辺を眺めるだけでもOKです!

ハナちゃんの1番好きな食べものがマンゴーということで、カフェにてマンゴーラッシーを注文。ちょっと休憩しようね~!

売店で売っていた「かぼちゃアイス」もおいしくって、ボリュームもたっぷり。何より見た目がキュートなのでオススメです!

かぼちゃと言えば、実はこのつつじ荘の近くにある「ベネッセハウスミュージアム」の野外作品のなかに、草間彌生さんのもうひとつのアート作品『南瓜』があります。こちらも直島のシンボルでしたが、今年の夏の台風9号で海に流されてしまい破損。取材時は修復のため展示場所にはありませんでした。

修復されて戻ってくる日は未定ということで、再びお目にかかれるのが待ち遠しいです。ですが、ポジティブに考えれば、今だからこそ「その場所に作品がない」というのを楽しめるということなんです!

同じように考えている人たちが、ここに立って記念撮影をしたり、「南瓜」のキーホルダーと重ねて撮影したりと、自分なりの楽しみ方をしていました。これこそまさにアートだなと感じた瞬間でした!

さぁ、直島めぐりはまだまだ続きます!

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02

坂道、洞窟、自由の女神

直島北東の「本村エリア」に移動して、まずはランチタイム!
背景の『「少年」くん』という作品は「いしかわ かずはる」さんというアーティストの作品で、このエリアのいろんな家の壁面に合計8つ展示されています。これを探しながら町を散策するだけでも楽しいんです!

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『「少年」くん』いしかわ かずはる,2006年

『「あ、うん」の「あ」の方』いしかわ かずはる,2010年

『「はるのは」』いしかわ かずはる,2012年

「いただきま~す!」

それでは待ちに待ったお母さん特製メスキット弁当を頬張ります。
端っこにあるのは「赤かぼちゃ」をモチーフにしたおにぎり!お母さんセンス抜群です!

このエリアは戦国時代から現在に至るまで島の政治的宗教的役割を担うエリアで、古い家屋には400年を超えるものもあります。

散策しているだけで、家も、花も、虫も、風景も、いろんなものが新鮮に見えて、なんのへんてつもないものでも、発見できた喜びが不思議と込み上げてくる町です!

そんな本村エリアで展開されているのが「家プロジェクト」。
家プロジェクトは空き家などを改修して様々なアーティストが空間そのものを作品化するというアートプロジェクトです。

はいしゃ/大竹伸朗,2006年

7つの作品がエリア内に存在し、現代アーティストの大竹伸朗さんや、杉本博司さん、ジェームズ・タレルさんなど、そうそうたる方々が作品を作り上げられています。

それぞれ感じるものがありますし、人によって感じるものが違うので多くは語りませんが、大竹伸朗さんの「はいしゃ」を見た時は、自分の考えてる幅の小ささというか、「自由」ってどこまでも自由だと感じたというか、とにかく心がザワつきました。そういう刺激がいたるところにありました。

はいしゃ/大竹伸朗,2006年

はいしゃ/大竹伸朗,2006年

すべてを鑑賞するにはゆっくりのペースでも2時間あれば十分です。「本村ラウンジ&アーカイブ」という場所で共通チケットを購入するのですが、事前に予約しなくてはならない作品もありますので、直島に到着したら最初に向かう先にするのもいいと思います!

ものすごく楽しいので、ぜひ体験していただきたです!

話は変わるんですが、とにかく直島の人たちも素敵なんです。
この写真の男の子は、直島出身のサトくん。急に現れて「イェーイ!」って挨拶してくれました。最高にごきげんで、やさしくて、サトくんのお母さんも素敵なお人柄で。

道中、すごく素敵なパン屋さんとか、コーヒー屋さんもありました。そこで働く人たちは、直島の雰囲気に惚れて他県からやってきた移住者の人たちが多かったです。直島での暮らしはとても過ごしやすいそうで、島民の人の良さも過ごしやすい理由の大きなひとつなんだとか。

ぜひ、地元の人との触れ合いも旅の楽しみのひとつにしてほしいです!
もしかしたら、あなたも移住しちゃうかも⁉︎

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03

La la la , la la la

うまく言葉にできない感情ってたくさんあると思います。
アートに触れた時、「何か」を感じたけれど、楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとか、そういうシンプルなできあがった言葉ではうまく表現できず、その「何か」が自分でも理解できてない不思議な時間。たった1日の直島めぐりでそんな時間と体験にもたくさん遭遇しました。

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最後に寄ったのは「ベネッセハウス ミュージアム」!
このミュージアムは、1992年に建築家の安藤忠雄さんが設計した美術館とホテルの機能を兼ね備えた施設で、館内と屋外を合わせて約50点もの作品が展示されています。

自然の中に堂々と展示された野外作品には、そのスケール感に魅せられたり、ミュージアム館内の作品には、それぞれの個性や仕掛けやアイデアにくすぐられ、それぞれの作品の展示環境によって自分の向き合い方が変わることもおもしろかったり、濃密な時間を過ごすことができます。

「ベネッセハウス ミュージアム」館内

無題/ヤニス・クネリス,1996年

正直、アートって「難しい」ってイメージがあると思います。だから余計に「子供には難しい」って思ってしまいがちだとも思います。

けれど、ハナちゃんの興味の持ち方や、作品に引き込まれてじっと見つめている様子などを見ていれば、まったく退屈していないどころか、ちゃんと楽しんでいて、とにかく集中している姿がたくましいんです!

それを目の当たりにしたとき、もしかしたら、子供よりも考え方が凝り固まっているであろう大人のほうが意外と向き合うのが難しくて、むしろ子供のほうが楽しめるものなんじゃないかと、そう思えました。

ちなみにハナちゃんが持っているのは「ベネッセアートサイト直島 冒険BOOK」という本です。これは作品の解説が書いてあるのではなくて、作品を鑑賞したあとに「君ならどんなタイトルをつける?」とか「何が見えた?」とか「何が気に入った?」というような「問い」が書いてあります。正解は本のどこにも載ってはいなくて、持ち主が書いた答えこそが正解!これがまた大人もやりたくなるほどおもしろいのです!

フェリー乗り場の売店や、本村ラウンジ&アーカイブなどで販売していますので、鑑賞前に購入すれば、より一層楽しくなること間違いありません!

直島は「アートの島」と言われています。「直島を歩けばアートに当たる」。そんなことわざがあってもいいほど、美術館だけでなくあちこちにアートが転がっていて、直島自体がアートなんじゃないかとさえ思えます。

本当のところの「アート」なんて、正直自分にもわかりません!そもそもアートというものの概念も人それぞれだと思います。思ったよりアートって自由だ!

というわけで、親子でめぐる直島、いかがでしょうか?
一人でも、友達とでも、カップルでも、どんな状況で旅するかで、感じ方も変わるはずです! 一度とは言わず、二度三度と、直島をめぐってみるのも楽しいと思います。

ちなみに、直島をもれなく楽しもうとすると一日では絶対に足りません!そして、時間に追われずにゆっくりと楽しむ方が、絶対におすすめです。今回の親子旅は一日だけでしたが、ハナちゃんは「また来たい!」と言ってくれました。

ぜひぜひ、あなたも直島で、Enjoy Outing!

直島パヴィリオン 所有者:直島町 設計:藤本壮介建築設計事務所

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