TAMORI CUP 横浜2018

VOL.92

TAMORI CUP 横浜2018

祝10周年! 「海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース」でおなじみのタモリカップ@横浜に、メモリアルイヤーの今年も月刊LOGOS編集部はおじゃますることができました。本誌読者ならばご存知でしょう。海を愛するだけでなく、BBQを愛することでも日本一と言っていいこの大会。海へ! 肉へ! そしてタモリさんのインタビューへ! ……と、アクティブに動きまわった夏の終わりの思い出を、どうぞ。

撮影/前 康輔 取材・文/竹内順平(BambooCut)、唐澤和也

01GO to the 海!

直前まで心配された雨模様の空が、泣きだすことはありませんでした。むしろ、昨年よりも風の状況はバッチリだった2018年の横浜大会。スリリングな熱戦が繰り広げられたレースの模様から、ごらんください!

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02Where is the お肉?

17時。開場時間
MCの内田恭子さ
海の男たちと女たちが、「肉の人たち」へと変わる夜。2018年の夏の終わりは残暑といえども肉は断じて残さない。誰もが雨の心配よりも、肉がなくなる心配をしていました。肉と酒と音楽と。日本最大級のアツいBBQの様子をCheck!

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03

タモリさんSpecial Interview!

「人間は反省しないことと、向上心を持たないことが一番です(笑)」


 今回のテーマは、横浜ですか? いいですね、横浜は。昨年の月刊LOGOSでは、「好き嫌い」をテーマにお話させてもらったんですけど、それこそ横浜は大好な街です。
 なんで好きなのかなぁ。たぶん、都会だったからです。僕らみたいな九州から出て来た者にとっては、一番の都会は東京だと思っていた。でも、実際に上京して生活してみるとあんまりシャレた所じゃないと気づくわけです。その点、横浜はシャレててね。「あぁ、俺が思い描いていた都会というのは横浜だったんだ」って学生の時にすごく思って。それ以来、横浜が好きになりました。
 横浜=都会というそのポイントは……女性がね、真っ赤なハイヒールを履いていたっていう(笑)。この感じ、わかりますかね? ある年代まではすっごく伝わると思うんですけど、真っ赤なハイヒールは、都会も都会、大都会です。その頃の横浜の酒場には、ジュークボックスが置いてありまして、曲が流れるとみんな踊るんです。で、女の子の足元が赤いハイヒールだったりもして(笑)。ジュークボックスと赤いハイヒールは、都会でした。
『ブラタモリ』に代表されるように、僕は街をぶらぶらと歩くのが好きなんですけど、横浜って、そんなに広くはない。でも、歩く街としてはおもしろいです。なんとなく気に入って入ったレストランでビール飲んで、ごはんを食べて、それだけで気持ちいい。この気持ちよさは、東京では味わえない。横浜は店がいいんです。有名どころでは「スカンディヤ」というレストランは昔から好きで、いまでもたまに行きます。
 坂好きとしての横浜の坂ですか? 坂ばっかりなんですけどね、横浜は。ただ横浜の坂は……。うん。坂に関して言うと、横浜はたいして語ることがないかもしんない(笑)。
 坂で思い出すのは、子供の頃の話。そもそも、僕が街歩きにハマったきっかけって、小学生の頃の家庭訪問の先生を追いかけたことなんです。追いかけたというか、ストーカーです(笑)。あれはなんだったのか、いまだにあの気持ちがよくわからないんだけど、小学2年生ぐらいだったのかなぁ。家庭訪問の先生を追っかけて歩いてみた街が妙におもしろかったんです。でも、「小学2年生にしては遠くまで来たなぁ」と思っていたら、戻ろうにも帰り道がわからなくなってしまいまして。迷子ですね。当時は電話もない時代ですから、すっごい不安で不安で。それでも歩くしかないから進んで行って、ようやく自分ちが見える丘の上の坂に立った時に「助かった」ってすごく思って。あの時の坂からの風景はとても印象に残っているし、それ以来、街歩きが好きになりました。でもまぁ、横浜の坂についてはとくになしということで(笑)。


 おかげさまで、タモリカップは10年目を迎えました。横浜大会だけで数えても6回目の開催です。LOGOSさんには今年もお世話になりましたけど、月刊LOGOSの取材が2011年からはじまっているそうですから、今回で8回目なんですね。月刊LOGOSは、もう少しで連載100回記念号? おめでとうございます。もし、より長く続けるためのアドバイスを贈るとしたら、それはもう、反省しないことに尽きます。“いいとも”なんて、まったく反省しませんでしたから。ただね、いちおう反省しない理由もあるにはあるんですよ。ほかの仕事には当てはまらないのかもしれないですけど、僕がやっているテレビの仕事って「あぁ、あそこでこう言えばよかった。そしたらもっとおもしろくなったのに」と反省したって、そんな場面、二度と訪れやしない。いくら海よりも深く反省しようが同じシチュエーションなんてありゃあしません。だから、反省したってしょうがない。そうなんです。人間は反省しないことと、向上心を持たないことが一番です(笑)。


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