01外に出るっておもしろい!

今回の特集では、「このチェアに座ってみませんか?」と話しかけてOKだった方に、もれなく「春といえばな曲は?」という質問も投げかけてみました。プレイリストを掲載するので、ぜひぜひ〝春SONG〟を聴きながら、みなさんの「春とチェア♪」エピソードをどうぞ。

というわけで、鼻歌まじりに「春とチェア♪」を感じるために向かった先は海。千葉県の九十九里浜です。九十九里浜には、いくつかのサーフ・スポットがあるのですが……。

「釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ」へ。東京2020オリンピック会場にも選ばれた素晴らしきサーフ・スポットです。さてさて、どんな出会いがあるのでしょう?

いきなり、編集部の大好物=家族の笑顔が咲いておりました! 

お父さんがサーファー歴30年という大室ファミリー。「釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ」へ到着したのは、なんと朝の5時! サーファーにとってはふつうのことかもですが、それにしても家族連れでその時間は早いっす。でも、だからこそ、キャンピングカーが大活躍なんだろうなぁ(子供たちは寝ててもいいし)。

うーちゃん(小学3年生)、こっちゃん(小学2年生)は、お父さんの膝をチェアがわりに、しゅうくん(4歳)は大好きなお母さんの隣りにて。記念すべき「春とチェア♪」のトップバッターをお願いしました。

サーファー父が語ります。

「春はやっと寒さから解放される季節ですね。サーファーは寒くても平気で波に乗りに行くんですけど、冬の子供たちは厚着して鼻水垂らしながら遊んでいますから(笑)。半袖で元気で笑ってる子供たちのこの感じを見ると、春がきたなぁと思います」

サーファー父を見守る母が語ります。

「子供が生まれる前からサーフィンには一緒に来ているんですけど、私は見てるだけ。見てるんですけど、まぁ、見失いますね(笑)。子供と一緒に来るようになってからは、いい時間だなぁと思うんです。家だとみんな別々にすごすことが多いけど、サーフィンの時は海を見ながらみんなで一緒に遊べるので」

さてさて、用語解説ってやつをいま一度。

チェアリングとは、お気に入りのアウトドア用チェアを持ってお散歩的に好きな場所に移動し、好きな場所にチェアを置いて、気ままにすごすアクティビティ。

海を見渡せる絶好の場所で、大室ファミリーがチェアリングしてくれたのは、「Tradcanvas スウィングあぐらチェア」(写真左)と「デザインタイニーチェア(ナバホ)」(同右)。左側の大きなチェアは、前後に心地よく揺れる独特なリラックス感が特長。右側の小さなチェアは、軽量ながら耐荷重約100kgで、子供から大人まで安心して座れます。

「釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ」では、父子サーファーにも出会えました。鈴木教朗さん(50歳)と海心さん(23歳)。〝春といえば?〟な曲のセレクトにも、父と息子で、絶妙なジェネレーションの差があって、いい感じ。

教朗さんは20年以上のサーフィン歴なのですが、数年前に海心さんから「やってみたい」と言われた時には、それはもううれしかったとか。

そんなふたりに海辺での〝初〟チェアリング体験を。サーファーのタイプにもよるそうですが、教朗さんは海辺でチェアを使わない派だったので〝初〟です。

「コレ、いいっすね! お世辞抜きでいいです」(教朗さん)

ありがとうございます。のちほど解説させていただきますが、水にも強い素材を使ったチェアでございます。それにしても、お父さんってば、さまぁ〜ずの三村さんに似てますね。

「よく言われます(笑)」

三村さん、いえ、教朗さんの息子である海心さんは、小学校の先生です。

「春からは、なんかいろいろと動いていたいですね。サーフィンももちろんなんですけど、朝起きて、思いつくままに出かけちゃうとか」

LOGOS テスリンキングあぐらチェア」は耐水性&防汚性にすぐれているから海辺での使用にも最適です。

さてさて、「春とチェア♪」の旅は続きます。少年野球チームが練習や試合をしていた東京・二子玉川の河川敷を散歩してみると……。

るいずさんと出会えました。写真を撮影してもらうのが趣味なのだそう。この日も撮影があるそうで、ココも彼女が〝ロケハン〟して見つけた場所。「2分間だけなら」との約束で便乗撮影させてもらっちゃいました。

「春といえば……新しい人生が始まる印象があります。カップルが増えがちだったりだとか。でも、季節が変わって秋になる半年後には別れがちですけどね(笑)」

ハイバック・UKスタイルチェア」なら、春の散歩にもバッチリでした。ハイバックの背もたれなので、よりリラックスできちゃいます。

ん? 散歩にぴったりな二子玉川の河川敷とは似ても似つかぬ急流はどこかといえば……奥多摩です。とはいえ、カヌーとチェアはあまり相性がよいとは言えないですよね。お目当てはカヌーな方々ではなく……。

ヒントです。さて、お目当ては?

ボルダリング! 奥多摩の御岳(みたけ)はボルダーの人気スポット。編集部は『PAPER LOGOS』というLOGOSの雑誌で「Tokyo River Down」という特集を組んだことがあります。その時はカヌーで多摩川をくだりながら、御岳のボルダーがLOGOSチェアを使ってくれていたのを偶然発見したのでした。

そして、今回。レアな肩書きを持つ人を含む、ボルダーたちと出会えたのでした。写真左から、章喜さん(会社員)、ばばしさん(会社員)、こばじゅんさん(柔術家)、高橋“Bancho”良明さん(格闘家)。

柔術家に格闘家って! しかも、なぜにボルダリングを? そして、4人の関係性は?

「『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画に登場するスタンド使いはスタンド使い同士でひかれ合うんですけど、僕らもそんな感じで(笑)。ボルダリングは格闘技とは真逆なところが魅力です。格闘技は人を蹴落として、そいつよりも強いことで『よっしゃー!』となる。でも、ボルダリングは、たとえばいまここに知らない人が来てトライしたなら『がんばれー!』って応援するんですよ、みんなで。そこに感動しました」(高橋“Bancho”良明さん)

キャンプに行く時も、よき岩場を見つけてから、その近くのキャンプ場を探すという彼ら。強くて、やさしくて、おもしろくて、いっしょにEnjoy Outing!したくなる4人組でした。

ボルダリングの現場でもすっかりなじんでいたのが「SHIZUMAN 7075キュービックチェア」。7075超々ジュラルミン製フレームを採用したコンパクトチェアは、約400gと軽量でありながら耐荷重約150kg!

さてさて。「春とチェア♪」の旅、ふたたびの東京です。お台場には、いろんな人たちが遊びに来ていました。

東京の西から遊びに来ていたのが、古澤ファミリー。かんたくん(6歳)、げんたくん(3歳)、うたちゃん(2歳)には、カラフルなチェアを試してもらいました。

かんたくんはお父さんとお父さんの友達と一緒にキャンプに行ったはずなのに、なかなか思い出せないご様子。

かんた「キャンプ? 行ってないよ」
父「行ったじゃん」
かんた「いつ?」
父「2年前も行ったし、昨年も行ったよ」
かんた「……(思い出せない)」
父「ごはんも作ったよ。ほら、ベーコンとかさ」
かんた「ベーコン!!!(思い出した)」

かんたくん、思い出せてよかったです。ごはんの力って偉大ですね。ちなみに、〝春といえば?〟な曲が『さくら』だったのは、お母さんのお父さんが(つまり、かんたくんのおじいちゃんが)、春になるとカラオケでノリノリで歌うからなのだとか。

母「ただですね、父のラップはほとんどお経です(笑)」

楽しそうだったなぁ、古澤ファミリー。ピクニックにもよく行くそうなので、「LOGOS Life あぐらチェア(カラフルロゴス)」がおすすめです。腰まわりのスペースはあぐらが組めるほど広く、座面には適度な角度がついているので深く腰掛けられますよ。

実は〝春とチェア〟企画は今回が2回目。初登場は、「春とチェア。時々デスク」というタイトルで2017年の更新でした。

当時はまだ、チェアリングという言葉も一般的ではなく、ただ単純に「春だなぁ」→「関東のいろんなところにチェアを持って行ったら楽しそうかも?」ぐらいの軽いノリでした。

2回目の今回は、チェアリングはもちろんですが、アウトドア好きの人にもLOGOS製チェアを試してもらおうと、キャンプ場にも旅したのでした。

そのひとつが、東京・奥多摩の「氷川キャンプ場」です。

都内から訪れてキャンプをEnjoyしていた山田篤弥さんと後根芳美さん。コロナ禍をきっかけにアウトドアに興味を持ったふたりですが、芳美さんのご両親がキャンパーでいくつかのアイテムを借りられたりもして、はじめやすかったのだそう。でもなんと、キャンプデビューがいきなりの冬!

「〝いけるっしょ?〟みたいな軽いノリだったんですけど、全然いけませんでした(笑)。そんなはじまりだったんですけど、それでも楽しくて、記念日はだいたいキャンプです。実は、今日もホワイトデーキャンプで、僕が彼女にプリンを作ってプレゼントしたりして」(篤弥さん)

「クリスマスの時はキャンプ場で一緒にケーキを作りました。私はたき火が好きなんですけど、もちろんたき火もして。このキャンプ場は桜がきれいだと聞いてきたんです。でも、今年は開花が遅れていて、見られなかったのはちょっぴり残念でした。寒さですか? はじめての冬キャンプは寒すぎて寝られなかったんですよ。それに比べれば、昨夜は快眠でした(笑)」(芳美さん)

記念日キャンプは(なるほど!)です。キャンプになにかしらのお楽しみをプラスするって、さらにEnjoy度が増すってもんです。そんなふたりに座ってもらったのはこちら。「アースアイアンローチェア for OYAKO」。折りたためば薄型になるシンプルな構造で、持ち運びや保管も楽々です。

ふたりがちょっぴり残念がっていた「氷川キャンプ場」の桜ですが、編集部は昨年、別の撮影でバッチリ体験させてもらっていたのでした。いわゆるひとつの絶景キャンプってやつでした。篤弥さん&芳美さん、来年は〝お花見リベンジ記念キャンプ〟をぜひ。

そしてさらに。氷川キャンプ場では、自転車キャンパーとも出会えました。

吉野慶くん(12歳)と透さん(57歳)は、埼玉県所沢から、なんと、5時間をかけてキャンプ場までの43kmを走破したんですって。すごいぜ、慶くん!

「ボーイスカウトの課題だったんです。自転車で100km走って1泊2日のキャンプをする、っていう。自転車は好きです。チェアは荷物になるんで持ってこなくて、昨日は石に座っていたんで、このチェアはすっごくいいですね! ただ、昨日の晩ごはんは、ちょっと、あんまり、おいしくはなかった(笑)。この春から中学生になるんですけど、無理かもしれないけど……夢としては……自転車で日本一周をしてみたいです」(慶くん)

自転車キャンプのプランニングから、このインタビューまでを慶くんに任せていたお父さんが印象的でした。ご自身がアウトドア好きとのことで、いろいろなことを経験されたのでしょう。子供にも自主性を重んじている感じがナイスダディでした!

慶くんが絶賛してくれたチェアは、「Tradcanvas 回るんバケットチェア」。その名のとおり、座面がくるくる回転して簡単に向きを変えられるから、立ち座りがしやすいです。組立て式でコンパクトに収納することができて、約2.8kgと軽量。

千葉県でもキャンプ場を訪れちゃいました。「有野実苑オートキャンプ場」。家族づれに大人気のキャンプ場なのですが、元々は梨農園だったとか。現在は梨を育てていないのですが、農薬や化学飼料をなるべく使わない独自の肥料(たき火の灰も有効活用!)で育てた野菜の「収穫体験」も楽しめます。

農園スタッフの岡田藍香さんに、仕事現場でチェアリングしてもらいました。

「春と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、作物の作付けですね。いままさに、種を植えたり苗を植えるという作業が始まっていますので。いま採れる春のお野菜は、サニーレタスとネギなんですけど、このあと5月に入ると玉ねぎ、じゃがいも、大根、ニンジン、あとはニンニクなどが、続々と収穫できるようになります」

農業のプロフェッショナルである岡田さんに試してもらいたかったのは「グランベーシック リクライニングチェア」。 ワンランク上のアイテムが揃うPREMIUM LINEのチェアで、リクライニング機能付き。背もたれの角度を座った状態で3段階で調節することができます。

キャンプサイトでは、テントを設営中のロゴサーとも出会えました。かんちゃん(8歳)と、ちいちゃん(5歳)は仲良しシスターズ。このあと、「有野実苑オートキャンプ場」ならではのあるアクティビティが楽しみなのだとか。なんだろ?

写真左が「Tradcanvas ゆらゆらハンモックチェア」で、同右が「Tradcanvas ミニゆらゆらハンモックチェア」。ともに、ゆらゆら感が春にぴったりのリラックス具合です。

そして! 仲良しシスターズが楽しみにしていたのが、いちご狩りなのでした。紅ほっぺ、あまおとめ、とちおとめ、チバベリーなど11種類を食べ比べできます。特別な許可をもらってハウス内で撮影さてもらったのは「ペアチェア プラス-AI(チェッカー)」。

「春とチェア♪」、いかがでしたか? 昨年に比べると開花が遅かった桜ですが、「有野実苑オートキャンプ場」では、ゆっくりと蕾が開きつつありました。月刊LOGOSが更新される頃には、全国各地が春の訪れにウキウキしていることでしょう。次の機会には「春とチェア@関西」もやってみたいなぁ。なにせ、チェアさえあれば、それだけでもう、Enjoy Outing!なのですから。

そして、もしもチェア選びに悩んだら、こちらの特集「LOGOS式フローチャートで診断! チェア編」も参考にしてくださいね。

Index

02

春夏秋のチェアリング!

チェアリングの魅力は気楽さにあると思うのです。思うのですが、月刊LOGOSは、四季を通じて、Enjoy Outing!をお届けするメディアなので、仕事じゃなかったらなかなか体験できない〝レアなチェアリング〟もあったりはするのです。そこで、編集部のチェアリング体験を「春」と「夏」と「秋」にわけてお届けします。小笠原諸島の父島や九州・大分の絶景を、どうぞ。

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