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Very Short Movie
『LOVE & DOG」
VOL.141
Very Short Movie
『LOVE & DOG」
ワンダフル Life!
上記の動画はご覧いただけましたか!?
なんとも愛くるしくて、おもわず頬が緩みます。
今回、月刊LOGOSはオーストラリアンラブラドゥードルという犬種の飼い主さんたちのコミュニティが、ワンちゃんたちと共に楽しむBBQに同行させていただきました。
ちなみに、私事ですが、子供の頃から犬が大好きで親に「飼いたい!」と説得したことは何度もありました。が、竹内家は昔から犬を飼ったことはありません。「犬を飼うのは大変だよ」の一言で、毎度お決まりのように「ワンちゃん飼うの? 飼わないの? 竹内家は、どっち⁉︎ 大会議」は終了します。そして今もなお、飼うことなくくすぶっているという具合です。
とくに最近、駅などの改札にかわいい犬がいかにも「僕をお家に連れてって」みたいな目をうるうるとさせた大判ポスターが掲載され、「かわいいな。やっぱり飼いたいな」なんて思ったら、そのポスターのキャッチコピーが「その一目惚れ、迷惑です。」と書いてあるのを見て、なるほどなと。気軽に飼ってはいけないなと。やっぱり慎重になるわけです。
それでも現在は結婚をしたのをきっかけに、「実際に飼うとどんな感じなのだろう」と、真剣に現実的な目線で妻と考えるようになりました。
話は戻りますが、そんなタイミングだったからこそ、今回のコミュニティの集まりにとっても興味が湧きました。漠然とコミュニティみたいなものはあるんだろうなと想像はしていたけれど、どんな会で、どんなことをしているのか。さらに犬たちはどんな風に一緒にいるのか、ちゃんと想像してみると、まったくもってわからないことだらけです。
取材当日。現地に到着すると、そこには12匹ものワンちゃんがいらっしゃいました。
ワンじゃないです。トゥウェルブです!!!!!!!!!!!!
犬好きな人間としては、夢のような光景でした。
はじめは12匹のワンちゃんたちの名前を覚えるところからでしたが、まぁ、なかなか覚えられません(笑)。でも、同じ犬種だからみんな同じに見えるかというと、意外とそんなことはなく、それぞれにしっかりと特徴があり、すこしずつ名前と顔が一致するようになってくるんです。
やっと、やっと、12匹の名前を覚えられそうな時でした……
犬たちが気持ちよさそうに芝の上をお散歩していたのが、次第に元気がさらに増して、ステージが「川」へと移りました。
追いかけっこをして、泥まみれになる子。川の中に元気よく飛び込ぶ子。言語がわからなくとも、ワンちゃんたちが楽しそうに喜んでいるのは、ちゃんと伝わってきます。
ただ、しっかりと濡れて、汚れたその姿は、せっかく覚えた「名前と顔の一致」を、再びリセットすることとなり、「どちら様ですか?」と犬に聞きたくなるほど、正直、心が折れそうでした。
川遊びの後は、みんなでBBQを楽しみます。
今回のBBQのメインイベントは「お誕生日会」。
エルモ・ファング・スモモの3匹をみんなでお祝いします!
みんなで祝杯をあげながら、“人用”の調理をしていきます。
もちろんワンちゃんたちにも誕生日プレゼントが!
この日のために、ワンちゃんもOKな鹿肉を地元の猟師に頼んで用意し、立派な塊肉を「くるくるクッキングリル」でじっくりと焼いて、みんな(犬12匹)で頬張ってました!
ワンちゃんたちは焼いているお肉の匂いに誘われて、グリルに寄ってきます。熱い部分には触れないように、十分に気をつけてあげてください。逆にそれさえ注意すれば、あとは玉ねぎなどの犬が食べてはいけない食材が盗み食いされないように気を付ける程度のことで、そこまで気を張らずにリラックスして、ワンちゃんたちとの時間を過ごせていました。
やっぱり人も、犬も、食べることは大好きです。だって、動物だもの!
「同じ釜の飯を食う」のように、「同じタープの下で食う」姿は、気持ちよさがありました。
「運動会」も企画して、パン食い競争ならぬ、ドックフード競争もやってみました(笑)。
意外とワンちゃんたちは飛び付かず。人の方が一生懸命に食べてもらおうとしているのがちょっと滑稽で、そんなしっちゃかめっちゃかな時間もみんなで爆笑しながら楽しみました。
みんなで集まって過ごした時間の中身って、大ざっぱかもしれませんが、こんな内容なんです。とりわけ大きな出来事はないと言いますか、みんなでまったりと時間を共有するというか、その時間が飼い主さんたちにとっても、ワンちゃんにとっても、大切な時間なのだそうです。
犬のおかげでEnjoy Outing!
今回、飼い主さんたちに個別に時間をとっていただき、いろんな話を聞かせていただきましたが、みなさんが必ず共通して、「飼ってよかった」と言うんです。
犬のおかげで家族がリビングに集まるようになって、家族の会話が増えたとか。犬のおかげで旦那さんと出かけることが多くなったとか。
夏は熱中症はもちろん、虫やダニにも気をつけなくちゃいけないし、草木の匂いにつられて犬たちも注意散漫だし、何かと夏に遊ぶのは「ちょっとめんどくさい」そうです。それでも、その条件を全部受け入れて、どれだけ楽しめるかってところが大切。カヤックに一緒に行ったりするのも楽しいそうです。
一方、「冬」のゲレンデ遊びは最高におもしろくて、最近では犬と一緒にスノーシューを履いて散歩するツアーなんてものも増えているんだとか。ツアーだと何がいいって、写真をいっぱい撮ってくれるんですって! そりゃ、最高だ!
犬のおかげでアウトドアなライフスタイルになった。そのおかげで健康になった。とおっしゃっている人はとても多かったです。
やっぱり「飼うって大変だよ」の意味は、「犬に合わせなくちゃいけないよ」って意味合いが含まれていると感じました。その意味合いをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるか。その差はすごく大きなことだと思います。
コミュニティの仲間に会えたこと
「犬を飼ってよかった」の理由にもうひとつみなさんが共通して言ってくれたことが、「コミュニティの仲間に出会えたこと」への喜びでした。これは個別にお話しをお聞きしたからこそ言ってくれたことだと思います。もしもこの記事を飼い主さんたちが読んでくださっていたら、本当にみなさんがそれぞれ出会えたことに喜んでいるということを強くお伝えしたいです。
まるで学生時代に戻ったかのように、飼い主のみなさんが楽しんでいるのが印象的で、口々に「この歳になってこんな出会いがあるなんて、犬に感謝です」と。
みなさんがコミュニティを知ったのは基本SNSが中心でありながらも、外出先で一緒になったのがきっかけでとか、知り合いの知り合いとか、きっかけは様々でした。
やっぱり誰しも「飼い主初心者」からスタートします。だから、右も左もわからないことだらけ。ましてや命を預かることですから、不安があって当たり前。そんな時に、コミュニティの存在は大きいそうです。情報共有や質問ができる仲間がいることがまずはうれしい。そして、こうして集まって一緒に楽しめること。いろんな「うれしい」がそこにはありました。
それでも、人と人との相性が良くても、やっぱり最優先で考えてあげなくちゃいけないのは犬同士の気が合うかどうか。という意見もあり、素晴らしい飼い主さんたちであることもそこから感じ取れました。
このコミュニティの飼い主さんたちは、とにかく明るい。ポジティブでアクティブで、だけど体育会系というわけでもなく。とても気持ちの良い人たちでした。「それも、このコミュニティに参加するようになってから、こんな性格になったかも⁉︎」 なんて言う人もいたり。
多種多様な犬種や、地域などで、様々なコミュニティがあると思いますが、ひとりで悩んだりせずに、ぜひコミュニティに参加してみてください。
人生のなかで飼う時があってもいい
やっぱり話を聞けば聞くほど、お世話は本当に大変だし、何より責任がある。けれど、それを差し引いても「犬のおかげで」という喜びの量のほうが、みなさんからたくさん聞けたように思います。
ある飼い主さんから、「犬に費やせる時間がたっぷりできたタイミングで飼ったらいいんじゃないかな?」と言われました。仕事も忙しく、生活が充実しているのであれば、無理に飼わない方がいいと。その後に続けて「人生のなかで一度は飼う時があってもいいと思うよ」と言ってくれたその言葉には、優しさと一緒に、あくまでも犬が幸せでいられるかどうかを1番に考えなさいという風に、教えてくれたように受け取りました。
「家族」そして「Enjoy Outing!」というキーワードにおいて、犬という存在は、とっても大きいものなのかもしれません。この記事が、これから飼おうか迷っている人の参考になってくれたら。そして、すでに飼っている人へ、さらなる「Enjoy Outing!」への後押しとなっていたら幸いです。
それではみなさん、ワンダフルなLifeをお過ごしください!(犬だけに)
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