home > 月刊LOGOS > vol.81 2017年末SPECIAL アウトドアと旅。
月刊LOGOS
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今年も一年、Enjoy Outing!のほど、お疲れ様です。あんなEnjoyもこんなEnjoyもあったなぁと振り返る恒例企画ですが、2017年は「Enjoyアウトドア編」と「春夏秋冬旅編」でお届けします。アウトドアWEB上体感マガジンである本誌は、日本全国を旅するWEBマガジンでもあります。共通している魅力は、なにもよりも人との出会いが至福のEnjoyということなのでした。
表紙撮影/GENKI   構成/編集部

編集部にふたりの若手Tが加わったからでしょうか? 振り返れば、今年はフレッシュな企画が増えた気がします。チェアをテーマに春の都内を歩いたり、ボルダリングに挑戦したり。月刊LOGOSの大好物=家族の肖像もフューチャリングしつつ、2017年をまるっとどうぞ。

月刊LOGOSのはじまり、冬企画ではこんなアウトドアアクティビティをEnjoyしてきました。雪のなかでスキュアに刺して……。

カレーフォンデュ! 思えばこの時の楽しさが、のちの「スキュア部」(6月号)発足のきっかけだったのでした。撮影は関 暁氏。

そうなんです。雪のなかのアウトドアクッキングって、意外とおもしろいんです。訪れた群馬県水上の地でフルーツを切りまして……。

LOGOS チャコグリルストーブ」&「LOGOS ホットサンドパン」でパンケーキも作っちゃいました。

で、犬ぞると。いやぁ、寒かったけど楽しかった冬企画。様々な方にお世話になったのですが、出逢いについては春夏秋冬旅編にて。

そして、春の入り口のころ。3月号は「LOGOS the KAMADOコンプリート」で「外ごはん」と「スイーツ」の10レシピを紹介!

BBQスペアリブのKAMADO焼き、絶品でした。「取っ手がとれるスキレット S」を250℃であたためておくのがコツです。撮影は鈴木泰介氏。

スイーツ編では「カマンベールハニーグリル」という逸品も。簡単で美味ですので春が来たらぜひお試しのほどを。撮影は衛藤キヨコ氏。

そんな春来たらば……な企画が4月号の「春とチェア」。都内を中心にLOGOSチェアを片手に“ぶらロゴス”したのですが……。

しほさんとは浅草で出逢えました。あでやか! いまの季節に振り返ると、まぶしさすら感じます。勉強、がんばってください!

バッチリ決めてくれた津藤光さん。趣味のスノボの際に雪山BBQをしたいと語ってくれましたが実現したのでしょうか? 撮影は関 暁氏。

江成ブラザーズは、父の影響で小学生からサーフィンをはじめました。兄の夢はバリ島でのサーフィン、弟は奥多摩のクライミング!

田貫湖キャンプ場では、編集部の大好物=家族の笑顔とも出逢えました。山下さんファミリーは、9連泊のキャンプを経験したことも。

5月号は完成したばかりのLOGOS LABOへ。テーマの異なる3つのテントサイトを紹介したのですが、なんと言ってもおすすめは……。

LOGOS2年目の同期で作った「素敵女子会サイト」。予算5000円以内というしばりがあったのですが、使用金額はなんと2808円也!

そして、夏。恒例のFUJI ROCKに今年も参戦しました。花火が打ち上がった前夜祭は大丈夫だったのですが……。

けっこうな雨が。それでもさすがはFUJI ROCK。たったいまロゴサーになったばかりの外国人の方も(雨でも)Enjoy Outing!

外国の方と言えば、こちらはfrom台湾からのガチなロゴサー。テントからチェアまでALL LOGOS製を愛用してくれとりました。

観客のみなさまも、取材班も大変だったとは思いますが、雨のFUJI ROCKもオツなもの。撮影は三浦太輔氏(go relax E more)。

9月号は夏の終わりの撮影となったボルダリング企画。キッズたちによるインドア編と大人たちによるアウトドア編にて。撮影は竹中祥平氏。

まずは、インドア編。グレードと呼ばれる課題があるのですが、先生から指定された番号を探してトライするキッズたち。

いいっす、真剣な目が。身体能力抜群の悠誠くんは、次々と課題をクリアしていきました。目指せ、東京オリンピック!

さて、大人たちは、自然のなかへ。同じボルダリングジムに通う熱海さん、潤くん、新井さん、谷添くんが参加してくれました。

思えば今年の月刊LOGOSは雨が多かったなぁ。ボルダリング企画でも雨のために目的地を移動するなどしたのでした。

クライマーの方は、Enjoy Outing!したあとにBBQすることが多いのだとか。てなわけで、ハラペコのBBQもまた格別。

アウトドア編の最後は、やっぱりこの企画でしょう。今年のタモリカップは、横浜大会におじゃまさせてもらいました。

ドのつく快晴だった大会当日。186艇もの参加者たちが「海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース」に参加しました。

楽しいと言えば、タモリカップに欠かせないのが、日本一のBBQ大会。なんと、参加総数は2000人以上! 撮影は関 暁氏。

いやぁ、冬、春、夏と振り返ってきましたが、まだまだ終わりません。次の春夏秋冬旅編では、もう一度冬から振り返ります。

雪の群馬県水上にはじまり、春は日本三大朝市の地、夏には北海道のJOIN ALIVEなど、今年も日本全国を旅した月刊LOGOS。出逢ってくれた人々に感謝しつつ、2018年もよろしくお願いいたします。そして、旅といえば久しぶりの編集長ひとり旅企画も、よろしければぜひ。

春夏秋冬旅編のはじまりは1月号。群馬県水上へと旅しました。旅の目的は、世界の片隅の世界一(それもふたり!)と会うためでした。

マイク・ハリスさん。アウトドアの本場ニュージーランド出身で、1995年より移住し四季を通じてEnjoy Outing!しており……。

マイクさんが主催する「スノーフェス」に参加。イグルー作りにも挑戦させてもらいました。

とにかく参加者が楽しそうだったのが印象的。マイクさんとみなかみの魅力に、リピーターも多いそうです。

そして、もうひとりの世界の片隅の世界一な方。前半のアウトドア編でお世話になった犬ぞりの平井寧さんに会いに行きました。

寧さんは、編集部が犬ぞりでお世話になった俊介さんの父にして師匠。ふたりの息子を世界で活躍する選手に育てあげました。

あっと言う間に春です。5月号はご当地BBQの旅として、山口県を訪れました。山口県と言えばなにはなくとも……。

フグ! じゃなくて瓦そば! 熱々の瓦の上に茶そばと具をのせるのが正式ですが、「LOGOS焼きそばシート」で代用しました。

瓦そば=下関発祥のご当地料理なのだとか。知らなかったっす。釣りタイムでフグも釣れましたが、さばけないので無念のリリースを。

というわけで、参加してくれたロゴスショップ山口店&仲間たちのみなさま、本当にありがとうございました。

そして、本誌初公開。『PAPER LOGOS』最新号の表紙巻頭企画では、春を追いかけて東京から東北へと旅したのでした。まずは上野。

山形では鶴岡市櫛引地域の「馬渡の桜」を。ソメイヨシノを中心に約300本が咲き誇っとりました。映画『おくりびと』のロケ地。

青森県では、日本を代表する桜の名所である弘前公園にも足を伸ばしました。そのほかにもですね……。

カメラマンの関氏がどうしてもやりたいというので、春だっつってんのに、世界遺産白神山地で残雪トレッキングしたり……。

青森県の夏泊という地域では、釣り堀にホタテがあって、それがけっこうあっさり釣れてびっくりしたり……。

通称「焼きイカ通り」でおばあちゃんが焼いてくれたイカに舌をとろかせたり。次号、春を追いかけて完全版の掲載決定です!

いやぁ、こうやって振り返ると月刊LOGOSって旅してますね。お次は、日本三大朝市を旅して読者からの反響も高かった……。

スキュア部です。いやぁ、刺しました。旅して、刺して、旅しました。勝浦市場では、やはりこれでしょう。カツオ!

ちなみに、カツオはカメラマンの関氏が自らさばいて撮ってました(笑)。続く輪島朝市では新鮮魚介類をGETしてのスキュア祭り!

で、高山朝市では、少しばかり悪ノリして、タコ焼き刺しなんてことも。店主の佐合さん、ご協力ありがとうございました。

言ってる間に、夏ですよ。夏と言えば、北海道のJOIN ALIVEへ。毎回テーマを立てて取材させてもらっているのですが、今年は……。

featuring男! もうとにかく男子に注目しようと。雨だっつってんのに全然平気な元気印なメンズたちにフォーカスを当ててみました。

リーダー坂下くんたちは、友達の友達はみな友達だ的つながり。なかには、東京の八王子から参戦した剛の者も。

剛の者と言えば、フェスだというのにチャリ通していた親子も最高でした。向井さん親子。大夢くんはお疲れ気味でございました。

ファンキーなお父さんが最高だった武井ファミリー。お揃いなのに「ニルヴァーナ、聞いたことないっす(笑)」。

さてさて、振り返り企画のラストは「秋雨キャンプいとをかし」より。雨が多かった2017年を象徴するような雨模様でした。

それでもEnjoy Rainingしてくれた浜西ファミリー。みんなで助け合ったり、笑いあったりする姿が印象的でした。

なのに、本誌新人Tってば、帰りの車でお菓子をひとりじめして食べ、助手席にもかかわらずガン寝したそうです。

アウトドア初心者だから仕方なしとはいえ、修行が必要です。そこで、2018年は「編集Tくんひとり旅」決定です。

「ひとり旅企画ってなに?」と思った読者のみなさま、こんな企画です。続きは本文をチェックくださいませ。

編集長ひとり旅2017
「恐竜の化石を探してきました」
「恐竜の化石を探してきました」  群馬県をなめてはいけない。 
 小学校低学年児童の体重ぐらいはある重たいバックパックを背負い、馬のように息を荒げ、牛のようにゆっくりと足を交互させる。目指す場所が山の中にあるとはいえ、同じ関東だし東京とさほど変わらぬだろうとなめていた自分が悪いのだが、坂がきつい。荷物が重い。左手がうざい。左手には毎度おなじみ「LOGOSマイティ火消し壷」(以下、壷)。2.15kgのそれは、BBQやたき火アイテムとしてはすぐれものであるが、ひとり旅にはまったくもって向いていない。すれ違った農家の人が、僕の壷を不思議そうに見つめている。暑い。グレーのTシャツが汗で黒ずむ。
 思えば、移動時間からして、群馬県は手強かった。
 地元の始発電車から3本の列車を乗り継ぎ「新町駅」へ。さくっと朝食をとりつつバスに揺られて「古鉄橋」という停留所に到着したのが5時間半後。今回の目的地である「化石発掘体験地」までは、徒歩45分とガイドにはあるが無理だ。ガイドは、ちっさい小学生を背負っての移動を想定していない。「タクシーで移動すればいいのに」と思った方には、語気を強めてこう言い返したい。
 本誌プロデューサーGをなめてはいけない。
 まず、送ってくるアイテムが多い。だから重い。さらに、最近は指令が暗号化していて「恐竜と言えば、松ぼっくりですね」などと意味がわからないことを言う。なのに、ちょっと遠くを見つめて、さもいいことふうにこんなことを言う。
「いちおうアウトドアWEBマガジンの編集長ですから。タクシーは禁止でお願いします」
 だから、歩く。
 いちおうってどういうことだよと思いながらも、神流と書いて「かんな」と読む町を歩く。釣り人がのんびりと糸を垂らしている。
ハリウッド映画でも思いつかない?
1億3000万年前へのまさかの結末!?
ハリウッド映画でも思いつかない?<BR>
1億3000万年前へのまさかの結末!?  このあたりが「恐竜の町」と呼ばれるようになったのは、昭和60年の“再確認”がきっかけだった。地元の人が「さざなみ岩」と呼ぶその岸壁にあった窪みが約1万年前の恐竜の足跡であると正式に証明されたのだ。以来、ある種の村おこし的に恐竜の町化が進んだ。
 約2時間。歩いて歩いて、ゴール。
 昼食を挟んだとは言え、目安の45分を大幅に超えていたが、それだけに達成感がみなぎる。期待感も募りまくる。簡単には見つからないのだろうけど、1億3000万年前の化石だなんてテンションがあがる。
 夏休みとあって、家族連れの姿が多くてほほえましい。みな、真剣な表情でカンカンとハンマーを叩いていた。係の方の説明によれば、狙い目は、黒い石だ。約1億3000万年前の海の泥が固まってできたその色の石には、逃げ遅れた貝などが化石となって閉じ込められている。黒い石の中に光ってたり、色や模様が違っていると化石の可能性が高い。
 さぁて、振り下ろしちゃいますか、ハンマーを。
 ところが、いかにも化石が見つかりそうなポイントは、家族連れが楽しそうにカンカンしていた。これは、はしゃいじゃダメなやつだなと、夏の思い出をじゃませぬよう隅のほうへと移動した時、ふと足元の黒い石が気になった。導かれるように拾ってみると、光っていて、柄が違うところがある。
 まさかねぇ、ひとつ目の石でねぇ、と思いつつ係の人に確認してもらうと「貝の化石です」とのお答え。
 え?
 それはたぶん、人生で一番絶句した瞬間だった。開始1分で1億3000万年って! もちろんうれしかったが、東京から数えて7時間半かけてのわずか1分って! なんだか複雑な思いを抱きながら、化石を探す旅はいきなり終わった。
プロデューサーGの暗号を解読せよ!
松ぼっくりでEnjoyたき火ing!
プロデューサーGの暗号を解読せよ!<BR>
松ぼっくりでEnjoyたき火ing!  となると、松ぼっくりだ。
 さすがに、先の暗号指令では意味がわからなかったので、そのココロを聞いてみると、どうやら彼のなかでの連想ゲームがあったようだ。「恐竜」→「白亜紀」→「原始人」→「火の発見」→「あ、LOGOSアイテムでいいのがあるぞ」と。そのアイテムは「ターボファイヤー」という送風機能付きのミニたき火台。脂分を含んだ松ぼっくりはよく燃えるから、送風機能でさらにいい感じのたき火になるか、実験してきてほしかったらしい。
 結果、夕暮れ前の数時間後に、燃えた。すげぇいい感じで燃えた。「ターボファイヤー」のポテンシャルはハンパない。ひとりでのたき火はだいぶ淋しかったけれど。
 てなわけで、この指令自体は無茶ぶりでもなんでもなかったが、問題は、宿までの距離。携帯の地図アプリは徒歩約2時間17分だと告げている。帰り道は下り坂だから単純には計算できないけど、6時間以上はかかるだろう。かなりの絶望感だったが、歩かなければ1ミリも近づけない。1時間。2時間。行きのバス停を通りすぎてもさらに歩く。それでも、宿が永遠のように遠い。
 修行か! 
 僕はわりと大きめな声でひとりごつと、歩くことをあきらめ、壷を置いた。そして、握っていた右手を開き、代わりに頭の上で親指をビッと立てた。こうなったらもう、ヒッチハイクしかない。
 勝算がないわけではなかった。
 劇団の裏方だった20代の頃、ある事情で茨城県から東京に歩いて帰らねばならず、若いとはいえ体力の限界が訪れ、やむにやまれず親指を立てたことがあった。早朝だったので大型トラックしか走っていなかったけれど、5回目の親指で白い乗用車が急停車してくれた。
 急いで駆け寄ると、インド人のふたり組だった。カーステレオからガンガンに流れるインドポップス。後部シートには食べ終わったカレーの皿。一瞬ビビったけれど、眠気と疲労には勝てない。おそるおそる後部座席に乗り込んだのだが、彼らは終始白い歯をのぞかせ、陽気でやさしかった。言葉は通じなかったけど、身振りでポテチをわけてくれる。一緒に歌おうと言うので、無理じゃねと思いつつも、とりあえずハミングした。彼らのやさしさと陽気さのおかげで、僕は無事に東京へと戻れたのだった。
 あの時の奇跡よ、ふたたび。茨城も群馬も同じ関東仲間に違いない。折れんばかりに親指をしならせて、僕は右手をあげ続けた。
 けれど、群馬に陽気でやさしいインド人はいなかった。さて、どうする? 往路で用意していた水は飲み干していて、とにかく喉が渇いていた。ようやく見つけたコンビニとスーパーの中間ぐらいのお店に入ると、ふたりのおばちゃんが「どうしたの!?」と親身になって心配してくれる。すっかり干からびて、ひどい顔をしていたのだと思う。スポーツドリンク500mlを一気飲みした僕に、事情を飲み込んだおばちゃんが言う。
「旅館の人に迎えに来てもらえばいいんじゃないの?」
 え?
 人生2度目の絶句だった。
 旅館のご主人と「神流恐竜センター」の恐竜のオブジェの前で待ち合わせしたのはなかなかにシュールな絵面だったが、このご主人がものすごくいい人で、旅の目的を話すと松ぼっくりたき火にぴったりのキャンプ場へと連れて行ってくれた。上の写真で、夕暮れ前にすげぇ燃えて、しかもいい感じの滝が背景にあるのは、このご主人のガイドのおかげだ。
 翌朝。洒落のわかるご主人は、帰りも最寄りのバス停まで送ってくれた上に「東京に帰るにはまわり道かもしれないけど、日本一高い電車に乗って帰ってくださいよ」と上信電鉄線をすすめてくれた。たしかに距離に比べて高額な気はしたが、すぎゆく景色には風情があった。途中駅で気になった世界遺産「富岡製紙所」にもいつか行ってみたいなぁ。今度は火消し壷を持たずに、プレイベートな旅で。
 群馬県をなめてはいけない。


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